時効がなくなるのはいいことか?

殺人罪など時効廃止提言=「人の命奪う」重大犯罪対象-勉強会で報告書・法務省(時事通信) - goo ニュース

凶悪事件の犯人にしてみれば、時効になるというのは安心することでしょう。それが無くなる、というのは犯罪抑止力として意味があると思われます。

しかし、人材や予算は有限なので、時効は無くなるとしても、事件調査の打ち切り、というのは発生するでしょう。どういう状況になったら調査打ち切りとなるのでしょうか? ドラマにあるような年老いた刑事が調査打ち切りとなった昔の殺人事件の再調査をして犯人を追い詰める、というのはどれだけの予算がかかるのでしょうか?そのひとつの事件に刑事一人が丸々使われていては他の事件に影響しそうです。

さらに、事件から時間が経ってからの調査では、物的証拠が少なくなり、勢い、自白に頼る調査になりそうな気がします。冤罪が増えるのではないでしょうか?

どちらにせよ、今の裁判官の仕事ぶりでは大変さが増すだけで、運用は難しいと思います。

もっと裁判所の運営をしっかりして、また裁判官の監査方法を考え直すべき、だと思いますね。