パンデミック宣言はいつか

とうとう、海外渡航経験のない人が新型インフルエンザに罹患しました。
初の国内感染を確認 神戸の高3男子 厚労省

海外短期留学帰りに熱がある、というので隔離された罹患者は治って退院したそうですが、空港から一旦出てからその後、発熱があって新型インフルエンザに罹患していることが見つかった高校生がいました。その人の周辺を隔離していましたが、まぁ、感染しても発症しなければ分からないわけで、一度空港を出てから発症したようなケースが発生したら、感染の拡大は免れないでしょう。今回の神戸での発症は、同じ学校の生徒と、交流試合をした学校の生徒といるようです。

発症した、ということは発症する数日前から感染状態になっており、本人の知らない間に病原ウイルスを蒔き散らかしています。仕方の無いことです。本人も感染していることを知らないのですから。

今回のような人から人への感染が世界的に広がるとWHOの警戒レベルはフェーズ6の最大危険度になると思うけども、フェーズ6になると経済的な影響が大きいのでフェーズ6にして欲しくないという意見もあるらしいです。

WHOの報告の有り無しにかかわらず、新型インフルエンザの拡大はもう防ぐことはできないでしょう。幸いにもこれからの時期はウイルスにとっては厳しい時期(暖かく、乾燥していない)なので、最悪な感染拡大にはならないかもしれません。それでも何万人もの感染者が出る可能性があります。
気になるのは海外でインフルエンザ死亡例がでているのが日本でも出るかどうか、出たときにどういう対応(政府も、マスコミも)になるか、です。

残念ですが、体力の弱い老人や乳幼児が感染してしまい、死亡にいたる、という可能性は十分にあります。

今年の夏は夏風邪か?と思ってもインフルエンザを疑う必要がありそうです。