ペット税よりもペット法を作るべき

税収を増やす方法は、税率を上げることのほかに、新規の税制を導入するというのがあります。
無責任な飼い主減らせ、自民議連が「ペット税」導入論

ペット、すなわち生活を共にする人間以外の動物というのは太古の昔からいて、エジプトの猫とか遊牧民族の犬とかがあります。
ペットを飼っている人にとってはペットは家族同然であるわけです。
そのペットに課税しよう、というのがこの「ペット税」です。昔の人頭税のようなものでしょうか。狙いとしては、無責任な飼い主が育てるのをやめて捨ててしまうことの削減があります。野良犬や野良猫が問題になったり、自治体が殺処分していて動物愛護団体の非難を浴びていたり、といったことです。

ペット税は、社会におけるペットの管理のために用いられるそうです。

社会にいる人が住民票などで自治体で管理できているよに、ペットも管理しましょう、ということでしょう。
ニュース記事では無責任な飼い主を減らしましょう、マナーを向上させましょう、ということを言っていますが、本質として、ペットを管理しなければ行けない、という社会的ニーズがあるのではないか、と思います。

つまり、ペット税と同時に、ペット法を作るべきです。
現在、動物愛護法とか狂犬病予防法、鳥獣保護法、身体障害者補助犬法、絶滅危惧種に関する法律、などが動物に関する法律になるでしょう。
法律としてペットを定義し、ペットの所有に関する法律をまとめるべきなのです。
その中で、ペットを所有するには、自治体への登録を義務とし、登録料を徴収するようにし、ペットを破棄するには相当の廃棄処分費を徴収するようにするべきです。死亡した場合は死亡報告をするようにします。
ペットの登録でそれなりの恩恵も受けられるようにならないといけません。たとえば公園にペットを持ち込む権利とか、予算ができれば動物病院での治療費の一部を負担するとか。予算はペット税から捻出できるといいですね。
ペットに関わるような社会問題を引き受けることができるような法律ができると、それはいいことではないかと思います。

無責任な飼い主を減らせ、ということも大事だと思いますが、もっと広い視野で社会におけるペットのあり方を考える必要があるのではないでしょうか。