節税に寄付はいかが。

「進学格差―深刻化する教育費負担」を読み終わりました。
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「進学格差―深刻化する教育費負担」読了

家庭の収入が少なくて進学が難しい、という人には奨学金制度がありますが、返還の必要があります。つまり将来の返済を担保にお金を借りるわけです。また、大学で成績優秀者には授業料免除というのがあります。
理想的には、通常の成績でも、家庭の収入に問題があるのなら、授業料免除をするべきでしょう。しかし大学の予算の問題があるから難しい。
そこで基金です。2007年から東大では授業料免除のための基金を始めました。大学への基金は免税対象になります。ほかの大学でも基金はありますが、大学運営に使われて、授業料免除のためだけに使われるわけではありませんが、目的の分からない、また無駄が多いといわれる一般税に使われるより、大学の予算として教育のため、研究のために使われる、と分かっているほうが安心ではないでしょうか。また免税対象となるので節税にもなります。