以前にも同様のニュースがあった。

6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった 埼玉

前にも同様のニュースがあって、記事にしたことを覚えている。
子供に母親は必要です。
記事の中のリンク先は、ニュースサイトだけど、一定期間を過ぎるとリンクが切れる。リンク先が読めなくても意味が分かると思う。ほかの人のブログだと、記事をまるまる引用しているところもある。どうしたものかな。

前の記事でも思ったけど、子ども、特に一桁の年齢の子どもは、親への絶対的な愛がある。長崎のテレビ局が作ったドキュメンタリー『小さな生命スペシャル「愛してるよ、カズ」君はママの宝物でした~小児がん・涙の全記録~』を覚えている人はそれを感じるはずだ。この番組は感動的で、私も記事にしてしまった。この番組でカズは母親に対し「愛している」を躊躇なく告白し、母親の髪の毛の束を掴むことが最も安心するということだった。最後に母親が髪の毛を切り、カズにつかませてあげるところは今思い出しても涙が出る。

今日のニュース記事の中の肝は、2歳の弟が死んでしまった事実を受けて母親が6歳の長男を平手で一発たたき、「おまえはクビだ」といったことを受け、長男が「本当に全部ボクが悪い。面倒みろと言われていたのに、全然お菓子とかあげないで」と母親をかばった、ことだ。

記事を読むと、子どもたちは祖父母宅の3Fに放置されていた、という。弁護側が指摘する、実母(子どもの祖母だ。この家の持ち主夫婦のはず)も放っておいたということも考慮するべきだろう。内縁の夫がいたが浮気をして生活から逃げてしまった娘をあきれていたのだろうが、孫の面倒は見ようよ。

この長男は特別じゃない。

知っている男の子が小学生に上がる前ぐらいのときは、母親べったりだった。彼に母親がちょっと頼みごとをすると、嬉々としてそれをやっていた。
「はじめてのおつかい」という番組内コーナーがあったけど、その中でも妹や弟のいる長男あるいは長女のかいがいしさといったらどうだ。

子どもの愛にこたえること、それこそが罪を犯した母親の贖罪であるはずだ。