通信で対戦ゲーム

日本ではあまり認識されていないと思うけども、スポーツの1ジャンルとして「マインドスポーツ」というのがある。国際的に有名なのはチェス。つまり頭を使うゲームである。将棋がそうだし、碁もそう。私の知り合いに将棋の強いのがいて、この間国際試合だとかで香港に行ったらしい。

通常、こういう対戦ゲームはボードに向かい合って戦うのだが、昨今のネットワークの発達は、ネットワークによって日本中、あるいは国際間で試合ができるようになった。
今のところネットワーク上でゲームを行うための規格が無いようなので、同じプログラム(例えばYahoo!JAPANの通信ゲーム)を使わないと対戦できない。

対戦ゲームは上達方法に1つの定石があって、それは感想戦を行うこと。自分がどういう風に考えて手を指したのか、対戦相手と共に良し悪しを吟味する。
ゲームに勝ち負けは付き物で、勝ち負けには理由がある。その理由を考え、反省し同じ間違いを起こさないようにしていけば必ず強くなる。
この方法には大変な部分があって、それは自分が指した手を暗記しないといけないということ。

ところがネットワークでの対戦は、対戦方法にコンピュータを使っているので、どういう手を指したのか覚えておける。

そこで思ったのが、麻雀。麻雀は将棋やチェスと違って、他人の手の内が分からない。これはトランプ(ナポレオンとか)も同じだけど。他人の手が分からなければ、試合をまるまる記憶することはできません。つまり、感想戦ができない、ということ。

コンピュータを使った対戦は、感想戦を可能にする。
これで麻雀が強くなれる、かも。

以下追記。
将棋もそうだけど、感想戦用の記録は、どういう手を打ったかである。麻雀で思ったのが、プレイヤーの打った手だけでなく、配牌時の山の中身を記録できるのだから、全く同じ配牌でプレイできるはず。そうすると、麻雀における運の要素が減るから、純粋にプレイ技術の採点ができると思う。

(注)「配牌」とは、たとえるならトランプでプレイヤーにカードを配ることと同じ。トランプでもプレイの技術と運の要素があるけど、もし全く同じカードの並びでトランプゲーム(例えばブラック・ジャック)を行えば、運の要素は無くなる、ということ。